2017年1月30日月曜日

流域みそのたね!脱穀ー。


1月28日(土)に「流域みそのたね!」の脱穀作業をしました。 
流域みそのたね!は、同じ川の流域に暮らす人たちが、互いに協力・協働しながら自分たちの食べる味噌を、自分たちの地域で、自分たちで種から育てながら「半自給」していこう!という取り組みです。


6月に両手にひとすくい蒔いた流域みそのたね(つまり大豆)はとても順調に育ってくれて、5畝ほどの面積から60㎏を超える収穫をもたらしてくれました!60キロの大豆を味噌にするなると、豆を水に漬けることで2.4倍程度に膨らみ、そこに麹や塩が加わりますので200キロを超えることになります。

仮に1家族の1ヶ月の味噌の消費量が1キロと仮定すると、年間12キロの味噌が必要になります。つまり今回の収穫で実に12家族の年間のお味噌が自給できる計算です!すごい!

と皮算用はここまでにして作業作業(笑) 上の写真のようにカラッカラに乾いた鞘を竹でバンバン叩いていきます!これがなかなか大変な作業ですが、みんなで楽しく作業するとあっという間に終わります。


そして叩くたびに綺麗な大豆がコロコロとこぼれおちてきます。
今回の大豆はけせら畑の松岡くんの指導のもと、無農薬はもちろんですが、まったくの無肥料、不耕起で育てました。 できた大豆はそれはそれは綺麗で宝石のよう!しかも虫食いなどは探さないと見つからないぐらい少ないのです!これにはみんな驚いていました。植物の不思議ですね。


脱穀とガラ取りの終わった大豆はこどもたちのもとへ選別に。


まー、選別というか、かき回して遊んでいるだけというか・・・(笑)でもそれで良いのです!子どもたちは楽しむことが一番。この綺麗な大豆を含めたすべての風景が記憶の片隅に刻まれていることが大切だと思います。

すべての脱穀が終わったころにはちょうどお昼ごはん。みんなで持ってきたお弁当を食べ、食べ終わったあとは今年の流域の取り組みについてみんなで話し合いの会。

流域に暮らす人たちがお互いを意識しあいながらつながっていくために必要なことはなんだろう?とそれぞれ意見を出していただきました。その内容をベースにこれからの流域の展開につなげていきたいと思います。

さて、大人たちが真剣な話をしている間、となりの部屋で遊びまわっていた子どもたちが何やら黒板に書いていました。読んでみると・・・


「麦の家に行きたい!」「おねがい!」「はやく!」と無言の訴え(笑)こりゃ大変だ!と話を切り上げて畑へ戻りました。



こちらが子どもたちが切望していた「麦の家」。松岡くんが刈り取っておいてあったライ麦かな?の束を組み合わせて作った「家」です。作業の後半は子どもたちは大豆より麦の家に夢中。その作業を続けたくてウズウズしていたのです。ほんとうに心から楽しんでいてほほえましい風景でした(^v^)

こうしてなんとか脱穀作業を終えた「流域みそのたね!」。次回はついに味噌仕込みの作業です!日程が決まればまたホームページやメール等でお知らせさせていただきます。また、メールでの告知をご希望の方は「■オガクロやさい情報」という形で、週に一度お野菜の情報とともにお送りすることができます。 ご希望の方はご連絡ください。

今年も流域の取り組みをどんどんしていきたいと考えています!興味のある方はぜひご参加くださいね(^c^)

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