2015年7月17日金曜日

第3回かまどdeごはん、けせら畑の開放日。そして源流の森を歩く。

第3回かまどdeごはんの日程が決まりました!8月8日土曜日に開催します^o^





かまどdeごはんは今回もけせら畑の開放日と一緒に開催します。そしてもう一つ、流域をめぐるエトセトラの一環として「猪名川源流の森を歩く」を開催します。

全部参加するとお昼前から夜まで盛りだくさんな内容ですが「食べること」をめぐる一環した流れを意識してみたいと思います。

空きがあればそれぞれ独立して参加も可能です。お問い合わせください。

◼︎流域をめぐるエトセトラ
「猪名川源流の森を歩く」






猪名川町から川西市、池田市、伊丹市、豊中市、尼崎市を流れる一級河川「猪名川」の源流を訪ね、その森を歩きます。

川の流れに沿って意識をつなぐことで、森、里、街、人がお互いを尊重しあいながら暮らしを営むことができる地域がうまれたらとずっと考えています。

源流の森は保護者と一緒なら5歳ぐらいの小さな子どもでも楽しく歩けるコースです。360度のパノラマから山々が波のように連なる山頂から、明るい森の中を歩き、途中には不思議な巨石群などもある楽しいコースです。



この森から生まれた水を自分たちは日々の暮らしに使っているんだなぁと意識するだけでも日々の暮らしに変化があるかもしれませんね。



当日はゴミが落ちていたら拾い集めながら歩きたいと思います。袋をひとつ持ってきてください。

◯源流の森を歩く
時間:11:00にわろうだに集合14:00ごろまで。
お昼:お弁当持参してください。山頂で食べたいと思います。
参加費:無料
※保険などには入っていませんので、自己管理をお願いします。

◼︎けせら畑の開放日



源流の森を歩いたあとは、けせら畑に移動してけせら畑の開放日に参加します。

けせら畑の松岡くんは大地の再生をテーマに畑に向き合っています。土の中の水や空気の流れを考え、人が起こした行動が大地にどのような影響を与えるのかというようなことを聞くことができます。
源流の森で得たこととの共通点などもありそうなので楽しみにしています。

◯けせら畑の開放日
時間:15:00-16:30を予定
持物:長靴、長袖、帽子、虫除け、飲料水等畑作業に必要なもの
参加費:一家族500円

◼︎かまどdeごはん 食べるを見つめる日




1日の最後はかまどdeごはん。
かまどを使って薪でごはんを炊いて、けせら畑で収穫したやさいや、オガクロがお付き合いのある農家さんたちの野菜をみんなで調理して一緒に食べます。

食べながら今日体験してきた森や畑のこと、自分たちの暮らす町のこと、食べることなどについてみんなで話し合えたらと思います。

1日とても長いですが、森や里のこと、村や畑のこと、町の暮らしのことをひとつの流れとして感じることで、どんな意識を持つこたができるのか体験してみたいと考えています。

かまどdeごはんはありがたいことに毎回多数の参加希望をいただいています。ただ、参加者同士がしっかりと対話できることを重視したいので定員は8家族程度とさせていただきます。

参加ご希望の方はオーガニッククロッシング出口までお問い合わせください。

2015年7月16日木曜日

おやさいをCPAOさんに送りました

前回の「かまどdeごはん」のCPAO食堂へのドネーションは合計で7732円集まりました。
ありがとうございました!

今日、おやさいをCPAOさんに送りました。
「CPAO食堂」の日とは違い、規模は小さいですがより顔を合わせて和やかな雰囲気で子どもやお母さんたちと一緒にごはんを召し上がる日があるので、そちらに使っていただきます。
あさってから夏休みが始まり、給食は2学期が始まるまでありません。
その間はなるべくやさいを送る機会が増やせるといいなと思っています。

こちらが送ったおやさいです。
なんだか瓜系のものが多いですね・・・
2585円分のおやさいを送りました。
(オガクロの仕入原価で計算しています。)
オガクロは送料と冷蔵の料金を負担させてもらいました。

ドネーション合計11,595-やさい代2585=残金9,010円

ご協力ありがとうございました!

2015年7月14日火曜日

源流の森へ


何か大きな歯車が噛み合いそうな気がして源流の森へ。



時折立ち止まって風が樹々の葉を揺らす音と、そこかしこから聞こえる鳥の声、小さな沢を流れる水の音に耳を澄ましてみる。



ここから生まれた水が僕たちの暮らす里や街の中を流れて海にそそぎ、雨となって森に帰ってくる。

その循環の中に意識的に身を置いて、自分が次にどう動くべきく考えながら森を歩いてみた。






接点をつくるだけでは足りない。クロスすることは必要だけどどうしても平面的。だからといって大きな変化を求めてもうまくいかない。

小さな、見逃してしまいそうな小さな変化がキッカケになって生まれた循環が大きく力強い対流につながっていくんだろうと思う。



2015年7月11日土曜日

第2回かまどdeごはん けせら畑の開放日

第2回かまどdeごはん&けせら畑の開放日

先月に続き、第2回目の「かまどdeごはん」「けせら畑の開放日」を開催しました。
今回は前回とはまったく違った新しい参加者のみなさんと開催しました。
 
 
「かまどdeごはん」はみんなでごはんを食べながら「食べる」ということを見つめなおしてみよう、という主旨で開催しています。

いつも文章が長い!と注意されるのですが、今日得られたことを踏まえて改めてかまどdeごはんの主旨を書いて書いておきたいと思います。

八百屋で働きはじめた10年前から、農と暮らしをつなぐためにはどうすればいいか、ということをずっと考えてきました。農家さんと食べる人の間に立って、いったいなにができるんだろう、と自問自答してきました。その明確な答えがでることなく起こった東日本大震災。
 

いままでの価値観や常識が全てくつがえされていったい何をしたら良いのかわからない日々が続きました。そのなかで動いた東北への食糧支援のなかで被災して避難所で暮らしていたおばあちゃんが僕に語ってくれたことがひとつの答えを教えてくれましたように思います。

「毎日配給されるパンや冷えたお弁当ではお腹は満たされても力がわかない。でもあんたたちは遠くからこんなところまで食事を作りに来てくれている。その気持ちと温かい食事をいただいたら明日もがんばろうっていう気持が湧いてくるよ、ありがとう。」
 
この言葉に込められた意味を何度も思い返しています。
 

もうひとつの答えはオーストラリアのアボリジナルの人たちの村を旅していたときにもらいました。町から数百キロも離れたコミュニティに訪れたときのことです。その村は町からとても離れているため食料に乏しく、村の人が日々食べていくだけの食料しかありませんでした。

でも僕たちが村を訪れたとき、村の人たちはとても歓迎してくれて、貴重なごはんとコンビーフを出してくれました。冷えたごはんにコンビーフ。普通に考えたら粗末でとても美味しいとうに思えない食事ですが、そのごはんの美味しかったことといったら!!村の人たちの気持ちが嬉しすぎて、涙がでそうになりながらありがたく頂きました。それが僕が食べたいままでで一番おいしいごはんの記憶です。

食べるというのはたんに「お腹を満たす」ということが重要なのではなく、「心が満たされる」ということが重要なのだと思うのです。それは良い食材を使っているから、とか技術に裏づけされているから、とかそういうものではないと思うのです。
 

僕たちが生きている今の世の中は食べるものに溢れています(溢れているように見えるともいえますが)。でも心まで満たされる食事というのはそのうちどれぐらいあるのでしょうか?そもそも心が満たされる食べものとはどんなものなのでしょうか?どんな豪華な食事でも救えない命が、たった一個のおむすびで救えることだってあると思うんです。
 
そんななか、妻が子どもの貧困に関心をもち、大阪子どもの貧困アクションという団体の食べられない子どもたちに無償で食事を提供するCPAO食堂という活動を教えてくれました。団代の代表の方は社会のはざまで苦しむお母さんたちにキメの細かいケアを行いながら、多忙な日々のなかで日々の食事を満足に食べられない子どもたちのために食事を作り続けています。そのことの果たす意味は計り知れないように思います。八百屋としてそこに野菜を継続的に届けていきたい。

食べることの意味、食べられることの喜び、心も身体も満たされる食事とはなんだろうか、そういうことを食べる人も、育てる人も、届ける人も、町の人も、村の人も、山の人も、海の人も、さまざまな人たちが共有しながら具体的な活動につなげていくための機会として「かまどdeごはん」があるような気がしています。
 
 
さて本当に長くなりましたが今日の様子です!
 
あまりの晴天に気温がぐんぐんあがり、途中は熱中症の危険を感じるぐらい暑い一日になりました。かまどの前はさらに暑く、噴出した汗が止まりません!!
 
それでもかまどでごはんを炊きます。なぜか。いくつか理由があります。
 
一つ目はもちろん美味しい!

かまどと薪、鉄釜で炊いたご飯はとにかく美味しいです。
 
二つ目はとても楽しい!
 
暑くてもかまどでごはんを炊いたり、野菜を蒸したりするのは楽しいです。
何度やってもワクワク感があるし、出来たときの感動もあります。
 
そして三つ目、それはいざという時にもなんとかなる!できる!です。
電気機器やメモリに頼っていてはいざというときに動けなくなってしまいます。でももっともプリミティブな方法を知っていればいざというときにその知識や技術が生きてくると思います。これは旅の経験や東日本大震災からの教訓です。
 
だから暑くてもかまどでごはんを炊きます(笑)
今日炊いたお米はありがとんぼ農園さんの自然栽培ササニシキ。
 

もちろん、お米自体のおいしさは言うまでもないのですが、鉄の羽釜で炊いたごはんはそれにしても美味しい!!炊いたあとのお米の輪郭がはっきりとしていて、お米の持つ甘みや香りがはっきりわかります。羽釜というのは先人たちの素晴らしい智慧と経験の結晶だとつくづく思います。
 
同時進行で大きなセイロを使っていまが旬の野菜を蒸していきます。
今日はこのあと畑を訪れるけせら畑さんがさっき収穫してくれた黄色いズッキーニやモロッコインゲンがたっぷりと入りました!農家さんを前にしてその方が育てた野菜を食べるというのはやはり何かが違います。
 
毎回野菜の内容や見た目が変わるのも楽しみの一つ。今回はなんかゴーカイな蒸し野菜でした(笑)
 
食べた後はこの取り組みの主旨でもある「食べる」を見つめる時間をとりました。
 
年代も、職業も、この取り組みに参加したキッカケや動機もバラバラの参加者のみなさん。話のキッカケは子どもの貧困というところからはじまりましたが、それは今の社会の持つ問題の一面であるけれども問題の本質はもっと深いところにあるのではないか、という展開になりました。
 
 その一つが流れやつながりを分断されすぎていることが根底にあるような気がするという話がでました。それは町と村でもそうだし、畑と食卓でも同じようなことがいえると思います。
 
参加者の方に尼崎で子ども食堂を立ち上げた方がおられました。その人たちは最初は子どもたちを対象として考えていたのですが、フタをあけてみるとおじいちゃんおばあちゃんのグループから団体の申込があったそうです。あわてて主旨を説明しに走ったそうですが、結果的にそのおじいちゃんおばあちゃんたちが参加してくれたことで、世代を超えた交流の場が生まれ、とても良い会になったと言っていました。

そういう交流があまりないという現状も分断された社会の一面なのかもしれません。ハプニングから生まれたその結果にこれからのヒントが含まれているような気がしました
 
けせらの松岡くんは「こうやって一つの場に町からも里からもいろいろな人が集って話をできるということ、お互いの考えを共有できること自体がとても素晴らしいことだと思う」と言っていました。
 
松岡くんは自然農で少量多品種の野菜を育てています。ただ他の農家さんと違うのは畑を通して暮らしのつながりを取り戻すことに重きを置いている、ということでしょうか。綿の種を蒔いて綿をとり、紡いで糸に、そしてその糸を布にして、最後はガマ口の財布を作る、というような取り組みをしています。
 
それも分断されてしまったつながりを取り戻す行為の一つです。話がある程度落ち着いたところで、その実践の場であるけせら畑へみんなで向かいました。
 
 
畑に着くころには肌で感じる風が心地よい気温になっていました。

 
今日のけせら畑の開放日は、農作業らしいことはなにひとつしませんでした。みんなでしたのは畑や土やそこに生きる生き物の営みや動きを感じてみるという作業。
 
 
人が起こした小さなアクションがどういう風に畑の土や水の流れや風の動きに影響を与えるのか。このあたりのことを言葉で説明するのはとても難しいと思うのですが、実際に松岡くんの畑に立って見ると以外にすんなりと入っていくことができます。参加者のみなさんもそれほどの戸惑いもなく、とても自然にそれぞれが畑と向き合うという時間を楽しんでいました。

 
土を掘るのを楽しむ人、野草を集める人、風の草刈を教わる人、かえるやミミズを捕まえて喜ぶこどもたちなどなど。そのなかでも多数の人が夢中になっていたのが「種拾い」です。松岡くんは種を採るという循環を大切にしているので、自家採種に力を入れています。
 

このえんどうも自家採種している種のひとつ。畑には採りきれなかった種がたくさん落ちていました。写真の種などは綺麗に並んで落ちていました。それらを拾い集めてみるとかなりの量になりました。みなさんそれを家に帰って蒔いてみるそうです。うまく育つとよいですね!
 
最後は今日一日を振り返って一言ずつ感想をいただきました。みなさんそれぞれ自分のフィールドに照らしながら今日得られたものを話してくれてとても嬉しかったです。
 
そのなかで今日という一日がとても非日常的だった、という感想がありました。でも考えてみれば日常と非日常は紙一重です。今日日常だと思っていたことが明日には非日常になっている可能性だって十分あります。だから常に心と身体をほぐしながらいろいろな状況に対応できる幅の広い視野を持つことが大切なのかもしれませんね。
 
そしてその間にある壁が取り除かれて暮らしの一部になったときに、とても良い流れや循環が生まれてくるように思います。そのためにもオガクロが八百屋としてできることがまだまだたくさんあるなと感じた一日でした。
 
参加してくださったみなさんありがとうございました!

オーガニッククロッシング 出口





2015年7月8日水曜日

手作り醤油仕込み講座2015にご参加のみなさまへ

手作り醤油仕込み講座2015にご参加のみなさまへ

お醤油、いいかんじにおいしくなってきていますね!

8月以降の「ばんまい・やさいの広場」の天地返し日を決めました。
※「わろうだ」ではかわらず、第一土曜日です。
搾りまで、残すところ4回なので、
返信いただいた希望日を集計し、
かつ1度もご参加いただけていない方へ考慮して決めました。

■「ばんまい・やさいの広場」の天地返し日
8月3日(月)11:00~
9月5日(土)11:00~
10月5日(月)11:00~
11月7日(土)11:00~
 
もちろん、ばんまい・やさいの広場、わろうだ、
どちらに参加していただいても構いません。
ふらっと来てお醤油の樽を覗いていただいてもカウントしますので、
教えてくださいね。

また、天地返し直前のお知らせメールは基本的にありませんので、 ご了承ください。
また、メールしてもエラーで返って来ることもたまにあります。
アドレスが変わったり、設定が変わったば場合は お知らせください。