2013年1月31日木曜日

子どもを放射能から守るネットワーク福島代表の佐藤幸子さんの講演会

福島から篠山へ移住された天然酵母パンのパン屋さん「パパゲーナ」の橋本敬子さんから、こども福島代表の佐藤幸子さんの講演会の案内が届きましたのでシェアします。

僕は佐藤さんのお話を聞いて福島へ野菜を届けに向かいました。そこでおいしいパン屋さんがあるよと紹介していただいたのがパパゲーナでした。

遠く離れた福島で出会った橋本さんが、いま車で30分の篠山に住んでおられます。ご縁とは本当に不思議なものです。


佐藤幸子さん講演会

2月17日(日)
13:00〜16:30
場所:丹波の森公苑多目的ルーム

JR柏原駅より徒歩8分
兵庫県丹波市柏原町柏原5600

0795−72−2127

1部 こどもの未来のために 今!必要なことを聞いてみよう!放射能から子どもを守る福島ネットワーク代表
佐藤幸子さん講演会

プロフィール
福島県伊達郡川俣町飯坂在住 1958年生まれ 
1976年 川俣高校卒業後、同町商工会勤務。結婚を機に農業従事。第一子誕生を機に「やまなみ農場」として敢行農業から有機農業に転換、10年間続ける。
1992年 自然農に出会い、耕さないやり方で田畑作り開始。2010年まで自給自足を実践。その間、研修生受け入れNPO法人青いそら設立ヘルパー派遣事業所開所。
2011年5月1日 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク設立、現在代表を務める。子どもを守るためには多少の考え方の違いを認めつつ、あらゆる人々が繋がることで子どもを守って行くことができると考え、全国を飛び回る。
また「原発いらない福島の女たち」と共に原発廃炉をめざす。3.11以前にやまなみ農場が実践してきた自然と共生する生活が、人間本来の暮らし方であると衣食住の自給はもちろん教育・医療・エネルギー・福祉・流通のありかたを根本から変えていく必要があることを提案。
共著:『自然農への道』創森社 

2部 未来のために今、何を選択するのか?パネルディスカッション:テーマ『未来へつなぐ暮らし』
コーディネーター:守田敏也(フリーライター 篠山市原子力災害対策検討委員会委員)

パネリスト    :佐藤幸子(放射能から子どもを守る福島ネットワーク代表)
         :大月 傑(NPO法人風和職員)
         :森田靖久(丹波新聞社記者)
         :廣岡菜摘(福島市から避難移住 篠山市在住)

主催:
どろんこキャラバン☆たんば実行委員会

共催:
NPO法人バイオマスフォーラムたんば
NPO法人風和
ピースたんば
新しい風プロジェクト
3.11を憶念する会
つなぎ村こどもプロジェクト
丹波篠山避難移住者ネットワーク:こっからネット

後援:
丹波の森公苑
丹波県民局
篠山市
丹波新聞

問い合わせ:どろんこキャラバン☆たんば 実行委員会事務局長 足立眞理子
Email:doronko.caravan@gmail.com

http://doronkocaravantanba.seesaa.net/ 
*託児の必要な方はご予約ください*

2013年1月30日水曜日

羽間さんのお米とお茶

昨日は「お米が食べられなくなる日」の上映会と、奈良のお米とお茶農家の羽間さんのお話会でした。

映画のなかで農家の収入の低さが取り上げられていました。
時給に換算すると170円程度なんだそうです。

それを聞いた街に住むおばちゃんのコメント
「もっと手厚く補助してあげないといけないのかしらね?」

女子校正のコメント
「え〜働く意味ないじゃん?」

違うんです。
助けられてるのは農地をもたない都会の人です。
食べ物がなければ企業で働くことすらできません。
スーパーやコンビニに並ぶ食べ物は、輸入がストップすれば大半がなくなります。

農家さんが成り立たないということは命の、社会の根幹を脅かすこと。

だからこそ、本当に気持ちをもって農や食、暮らしに向き合っている人たちと繋がってほしい。
暮らしのなかにすこしでも取り入れてほしい。
そんな想いでオーガニッククロッシングを続けています。

わろうだでも羽間さんのお茶やお米を取り扱わせていただけることになりました!
大好きな農家さんなのでとてもうれしいです!

お茶は農薬や肥料などを一切使わず作られた「番茶」と、そのお茶を森のなかで自然に発酵させた「発酵番茶」。

お米は農薬、肥料を使わず育てられ、手作業で天日干しし、唐箕(わろうだの入口に飾ってあります)と呼ばれる道具を使って籾を飛ばしたこだわりのお米です。
羽間さんと妹さんの人柄がでている優しく温かいお茶とお米です。

2月2日、3日にはわろうだ土間店に並びます。

またたねの森のオーガニックの種や、グリーンアイズの自然栽培ココアなども入荷しております。

2013年1月28日月曜日

ウーバレゴーデンで出店

昨日はウーバレゴーデンで出店でした。来ていただいたみなさまありがとうございました。

土曜日の野口種苗の野口さんのお話会、翌日はウーバレに出店したあと、夜はばんまいで若杉おばあちゃんのお話会でした。

最近、いろいろな人たちの話を聞いていて、その根底に流れているものに共通性をすごく感じています。

火曜日は同じくウーバレゴーデンで映画「お米が食べられなくなる日」の上映会と、奈良のお茶&お米農家「羽間農園」の羽間さんのお話会があります。

野口さん、若杉おばあちゃんに続いて共通性が見つかるのでしょうか。

2013年1月26日土曜日

けせら畑と西さんの野菜

おはようございます。清々しい天気!すっきりと晴れて気持ちがいいです。

今日はけせら畑と西さんの野菜を引き取りにいってきました。

冬の間は野菜が少ないのですが、白菜、ラディシュ、ターサイ、小かぶ、大かぶ、大根、人参、チンゲンサイなどをお願いできました。

農薬や化学肥料はもちろん、動物性肥料も極力使わず、落ち葉やおからの堆肥で野菜を育てています。

僕は農家ではありませんが、八百屋で働きながら様々な野菜を食べてみて、堆肥や肥料のバランスがとても重要だと気づきました。

バランスが良いと健康な野菜になり、苦味やエグミが少なく、野菜本来の甘みや香りが良くわかります。

痛みも少なく、収穫から多少時間がたっていてもおいしい!
ものによっては水分が抜けて干し野菜のように味が凝縮され逆においしくなることも(笑)
もちろん天日に当てて干すほうがおいしいですが(笑)

バランスが悪いと苦味やエグミ、臭みが強くなり、すぐに痛んだり、ズルズルになったりします。

けせら畑や西さんの野菜はみるからに元気いっぱい。ぜひ一度試してみてみてください。

他にもままやさんのジャムやたねの森のオーガニックの種も入荷しました!

2013年1月25日金曜日

猪名川の源流 大野山

先日一日お休みをいただいて家族で大野山に登りました。

大野山は猪名川町では一番高い山。
わろうだから30分で行けるとても良い場所です。
キャンプ場も整備されているのですが、
使用料はなんと無料です!
 
頂上からは遠くの山並みがかすんで見えて、
まるで墨絵のような幻想的な風景が広がっていました。
ほんとにいいところだなあ。

頂上にはプラネタリウムと天文台があります。
 
床に寝転がって映像をみるという変わった方式。
この日は雲が多かったため望遠鏡からの映像は
見ることができませんでした。

大野山は尼崎まで流れている一級河川「猪名川」の
源流のひとつでもあります。

ひっそりとたたずむ源流。
ここから猪名川がはじまっています。
河口から源流まで数時間で辿れる川は
大阪にどれぐらいあるのでしょうか??

わろうだが接点になって源流から河口までを
繋ぐなにかができたらいいなあと考えています。

周辺には雪が残っていて、動物の足あとが
たくさん残っていました。これは?まさか・・・熊?


さて、山でリフレッシュして、明日はわろうだオープンします!

今日は朝から能勢のDECOBOCO farm kitchenの
森の焙煎所まで珈琲を引き取りに行ってきました。
今日の朝焙煎したての珈琲が並びますよ。

明後日の日曜日は 「ウーバレゴーデン」の朝市に出店です。

自然農法西さんやけせら畑の野菜をはじめ、
森の焙煎所の珈琲、善積農園のりんごジュース、木頭のゆずなど
わろうだで取り扱っている商品をいろいろ持っていく予定です。

ウーバレゴーデンはとても素敵なお店なので
ぜひ遊びに来てくださいね。



2013年1月24日木曜日

2013年1月20日日曜日

スペクテイター

スペクテイターが土間ショップに入荷しました。

箕面の「ひなたbook」さんが「インディーズの最高峰です」と紹介してくれたのがスペクテイターでした。

読んでみると他の雑誌にはまずないマニアックな情報が満載で面白く、土間ショップでも取り扱いを始めることにしました。

最新号out side journal 2012やバックナンバーも入荷しています。

土間ショップでは実際に読んでいただくことも可能です。

2013年1月19日土曜日

今日明日、わろうだ土間店オープンしています。

19日、20日の2日間、わろうだ土間ショップをあけています。

今日は朝に引き取ってきた野菜も並んでいます。

冬の寒さで野菜は少ないのですが、凍るのを避けるために糖度を高めます。だから冬の野菜は甘くておいしくなるんですね。

善積農園のりんごジュースは新しく神無月ミックスが入荷しました。神無月はりんごの品種ではなく、10月に収穫したりんごのミックスジュースという意味。
また滋賀県のどっぽ村からは雑穀ぜんざいが届きました!豆のおいしさはビックリですよ〜。

他にもいろいろ揃えてのんびりあけていますので、よければ遊びにきてください。

2013年1月18日金曜日

うれしい再会

昨日うれしい再会がありました。

オーガニッククロッシングで取り扱っている月のカレンダーを作っている「はからめ」の2人が旅の途中に大阪へ寄ってくれたのです。

彼らとは宮城県石巻市の支援ではじめて出会いました。
被災地の海では動力で動く船はスクリューに瓦礫やロープが絡まってしまいます。
カヌーイストである彼らは動力を使わないカヌーの特性を利用して、水の上を滑るように移動しながら、浮遊している瓦礫をすこしずつ片づけるという活動をしていて感動したのを覚えています。

被災地ではお互いに忙しく活動していて、話す余裕もありませんでしたが、月のカレンダーを通して再び繋がり、昨日はお酒を飲みながらさまざまな話をすることができました。

いまも石巻で支援を続ける彼らから、今の石巻の人たちの心境の変化をはじめ、カヌーを通じて繋がっている仲間や川、自然、地域の話を聞くことができて良かったです。

お互いに共感できることがたくさんあって、また御縁の不思議を実感しました。
これからもさまざまな形でお互いに支え合える仲間になりそうです。

はからめカレンダーはA4はすでに売り切れてしまいましたが、B4はまだすこしだけあります。

2013年1月14日月曜日

DECOBOCOfarmkitchenの国産珈琲へのこだわり

先日、土間ショップでも取り扱いのあるDECOBOCOfarmkitchenさんの珈琲焙煎の様子を見せていただきました。

DECOBOCOfarmkitchenさんは、大阪から徳之島に通いながら国産珈琲の栽培に情熱をかける珈琲屋さん。

森のなかの日陰に木を植える「森林栽培」(アグロフォレストリー)で無農薬の国産珈琲栽培にチャレンジしておられます。

台風の災害が多い徳之島での珈琲栽培はとても難しいそうですが、プランテーションにせず森林栽培にすることでリスクも軽減できるようです。
周りの木が日焼けや台風から珈琲の木を守ってくれるんですね。

また基本的にプランテーションにせず日陰栽培にしたら農薬はいらない、と宮出さんは言います。

「国産珈琲が安定的に収穫できるようになるのは次の世代からになるかも(笑)」

と笑う宮出さん。昨年も台風にやられてしまい、今年の分の国産珈琲は収穫できなかったそうです…。

オーガニッククロッシングでは宮出さんの森林栽培で国産珈琲を育てる取り組みを応援するため、珈琲豆の販売をはじめいろいろ協力していきたいと考えています。

国産珈琲は入荷しなくても、外国から輸入して取り扱う豆もこだわりのもの。

現在扱うのはエルサルバドルの温泉コーヒー

『レインフォレスト認証、有機JAS認証』パナマバードフレンドリー、
コロンビアナブシマケ有機JAS認証

のものです。
収穫した珈琲を洗うのに温泉をつかっているのだそうです。

焙煎は猪名川町のお隣の能勢町でされているので、予約していただければ焙煎したての豆が入荷します。

写真は焙煎の様子。
すこしずつ加熱しながら焙煎していき、勝負は最後のたった10秒程度なんだそうです。

珈琲豆は焙煎してしまうと酸化がはじまるので、できる限りフレッシュなものをお届けできるようにしたいと思っています。

詳しくはオーガニッククロッシング出口までお問い合わせください。

2013年1月11日金曜日

一粒万倍

いまから3年ほど前、オーガニッククロッシングで種の交換会を企画しました。

そのときゲストスピーカーとしてお話をしてくれたのが、出石町で無農薬の野菜やお米を育て、自家採種にも挑戦している「てらだ農園」の寺田さんと、種をとりながら自然農法で野菜を育てる「土恋処農園」の中村さんでした。

そのときに土恋処農園さんから大豆の種を譲り受けた、福祉事業所「ウェルネットさんだ」の方からご連絡をいただきました。

「あのときの大豆がたくさん収穫できました」と…。

事業所のチャレンジファームで、中村さんから譲り受けた大豆を無農薬で栽培してくれていたのです!

そして先日、その大豆が手元に届きました。もとの種は両手に一杯ぐらいだったのではないでしょうか。それが11キロになっていました!
中村さんが残してくれた種は、確実に繋がっています。

大豆の品種は「小糸在来」。甘味が強く味噌にするととてもおいしい品種です。

味見をするために先日搾った自家製醤油をさっとからめて食べてみましたが、とてもおいしかったです!

この大豆を近日中に味噌用として販売する予定です。価格は現在検討中です。

前年までは田んぼとして使用されていた畑で栽培期間中は無農薬、無肥料です。

興味のある方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

ウェルネットさんださんは利用者の方とともに有機栽培で野菜を育て、その野菜を使用したカレーを作ることに挑戦されています。

その取り組みを応援するため、このカレーも一部わろうだ土間ショップにて取り扱うことになりました。

2013年1月9日水曜日

庭で収穫

今日チラッと庭の隅においてある原木を見ると…できてる!
というわけで椎茸を2つ収穫。ここで一句。

しいたけは
忘れたころに
できている。

2013年1月7日月曜日

いくつかお話会のお知らせ

興味深い講演会を2つご紹介します。

なおオーガニッククロッシングにご連絡いただいてもご予約はできません。予約の窓口に直接お問い合わせください。

26日土曜日に新大阪で、埼玉で在来種や固定種の種を多く扱う「野口種苗」の野口勲さんの講演会があります。

詳しくは添付のフライヤーをご確認ください。

27日は自然食レストラン「ばんまい」で若杉ばあちゃんのお話会が開催されます。

若杉ばあちゃんを囲む会 in 大阪

「食で体を温める」

2013/1/27(日)
自然食レストラン「ばんまい」
大阪府池田市鉢塚3丁目15-5A

http://teshigotoya.org/

開場: 16:10
座談会: 16:30〜18:30 定員50名
食事会: 19:00〜20:00 定員30名

座談会+食事会 3000円 (可能な限り、マイ箸、マイ皿、マイ椀、マイカップをご持参下さい)
座談会のみの参加は2000円(ワンドリンク付き)

お食事会のお申し込みは1/20で〆切らせていただきます。

ご予約先: 090-1135-9865 (石部ルーシー)
駐車場: 限りがございます。入りきれない場合は近くのコインパーキングをご利用いただくことになりますのでご了承下さい。

どちらもすぐに定員いっぱいになる可能性がありますので、ご希望の方はお早めにご予約ください。

2013年1月5日土曜日

村のこと

最近、村について考えています。

僕はなぜか村に関わることが多いです。

オーストラリアではアボリジナルの人たちの村を訪れ、彼らの楽器ディジュリドゥのグループのメンバーにはなぜか村長と呼ばれています。

オーストラリアでは他にもマレニーという地域通貨で有名な村や、小さな村を回っていました。

いま住んでいるのは猪名川町の村。たまたま家のご縁が繋がって住むことになったのが村でした。

仕事では地方の村の暮らしを都会に伝えることをしています。村か…。

そんなことを考えながら資料を整理していたら、すこし前に購入したスペクテイターがでてきました。

テーマはGlow our own これからのコミュニティ。スペクテイターはとても興味深い冊子です。

それを読みながらまた村のことを考えています。

2013年1月1日火曜日

新しい年

美しい月明かりとともに2012年が締めくくられ、再び1月1日を迎えることができました。

昨年はいろいろな意味で横に広がりのある年でした。ご縁をいただいたみなさん、本当にありがとうございました。
今年は縦に伸びることをイメージしながら進めていきたいと思います。

最近読んだ宇宙飛行士秋山さんの著作のなかに「今日という日の延長線上に明日があるわけではない」という印象的な一文がありました。

生きるということは瞬間の連続。それがまるで続いているように感じられるのは、人の想像力のなせる技なのかもしれません。
一度しか訪れることのない一瞬一瞬を大切にしていきたいと思います。

写真は昨年末のおもちつきのもの。

あたりを漂う薪の燃える香ばしい香りや蒸しあがったもち米の甘い香り。
集まったみなさんの掛け声や笑い声。
臼のなかでもち米が踊りながらおもちへと形を変えていきます。

農家さんが大切に育ててくれた米を感謝を込めてつき、おもちという形でおいしくいただく。
すべてが一体となって生まれる景色はまるで総合芸術のようだなと思います。

オーガニッククロッシングはこういう景色をもっと生み出していきたいと考えています。

2013年もどうぞよろしくお願いいたします。