2012年11月30日金曜日

いよいよ明日です!

宇宙と農と秋山さん、いよいよ明日です!

日本でも、いや世界でもそれほどいない宇宙から地球もみた秋山さんが、なぜ地球に帰ってきてから農に関わったのか。
しっかり聞いてきたいと思います。

2012年11月28日水曜日

柿きなこ

今日は友人家族が来て一緒に鍋でした。

最後のデザートは熟した柿にきなこをまぶす。これが最高の組み合わせ!

柿は家になっている富布柿。もちろん放任栽培(笑)
きなこは滋賀県高島町、のんきぃふぁーむさんの青大豆きなこ。なめらかで、香ばしくておいしかったです。

このきなこは土間ショップにも置きたいと思っています。

2012年11月27日火曜日

きのこ農家

25日の農業新聞に放射能の影響に苦しむきのこ農家ときのこの種菌メーカーの苦しみが掲載されていました。

放射性核種の影響を受けやすいきのこ類。安全な原木が手に入らず廃業する農家さんが多く、種菌屋さんもその影響をうけ苦境に立たされているということです。

農産物に関してこれから様々な影響が表面化していくのではないかと懸念しています。

12月1日に綾部で開催される「宇宙と農と秋山さん」の秋山さんは宇宙から帰還後、福島の原発から32キロの場所で椎茸農家をされていました。

秋山さんのお話からなにか糸口がつかめることを願っています。

めっちゃ赤い!

けせら畑の松岡くんが育てている大根。
めっちゃ赤い!

友人から「芯の赤い紅芯大根育てて〜」とお願いされのに、間違えて皮の赤い大根を植えてしまったらしいです。
ちなみにこの大根は切ると中は白い(笑)

黒い皮のものや緑のものなど大根にもいろいろあって面白いです。

2012年11月25日日曜日

オーガニック映画祭

今日はオーガニック映画祭でした。200名ぐらいの人が集まっていたと思います。

映画ももちろん見させていただいたのですが、なによりも素晴らしかったのは、ゲストスピーカーとして講演された兵庫県の県職員である西村いつきさんのお話でした。

西村さんは豊岡市や周辺の市町村を巻き込んで「コウノトリ育む農法」を推進された方。

まだ自分の中に落とし込めていませんが、これからはじまる日々を乗り越えていくためにとても重要な示唆をいただいたと感じています。本当に素晴らしかった!

どこかで西村さんのお話が企画されていたらぜひ!参加してみてください!僕も西村さんからしっかり学んでいきたいと思います。

気持ちの良い朝

今朝は空に雲がなかったせいかとても冷え込みました。

車のフロントガラスも凍って真っ白。太陽が顔を出すと氷や霜が一斉にとけて霧のようになります。
きもちのよい朝です。

今日はオーガニック映画祭。室内で過ごすのは多少もったいない気もしますが、未来にも今日のような気持ちよい朝が訪れるように、しっかり考えていきたいと思います。

2012年11月24日土曜日

ダンボールポップ

今日は村のみなさんに挨拶まわり。3分の1ぐらいのお家に挨拶ができました。

10平米の土間を使った小さなお店ではありますが、村のなかにあるので挨拶はかかせません。

村のみなさんは野菜も育てておられるし、加工品のプロの方もおられるのですこし緊張しました。いずれ村のなかにあるということの意味が生まれたらいいなと思います。

夜はポップ作り。禁断のダンボール(笑)子供たちも面白いポップを作ってくれました。パソコンで作ったりもしましたが、やっぱりこれが一番落ち着きます…。なかなかスタイリッシュにはなれないですね(笑)

明日はいよいよオーガニック映画祭です!みなさんぜひ足を運んでくださいね。

明日は大阪マラソンが開催されるので、電車のほうが確実だと思います。

四天王寺ノリノリ

昨日は四天王寺のマーケット「ノリノリ(農林農林)」でたましぼりでした。

あいにくの雨模様でお客さんは少なかったのですが、四天王寺におまいりに来た方が寄ってくれました。

ゆうのたましぼりはゆずを販売することだけが目的ではなく、木頭という場所に興味を持ってもらうキッカケとしてやっています。

ゆず搾り機を使ってゆず搾りを体験することで、みなさんが能動的に興味を持ってくれるのがわかります。

ゆずの味や香りとともに地域のこと村のこと、暮らしのことなど、自分の住む場所との比較をされたりするのが面白いです。

最後の写真は奈良の農家「羽間農園」さんが木頭のゆずを使って焼いてくれた米粉のゆずケーキ。しっとりフワフワでおいしかった〜。

羽間さん以外にも、
泉南熊取の自然素材のお菓子「Tsubomi」さんはクッキーやケーキ、
手作りジャムの「ままや」さんはゆずジャム、
「DecoBocofarmkitchen」さんはゆずドレッシング、
岡本の「モモンガ」さんや「自然食レストランばんまい」ではランチなどに、
西宮のウーバレゴーデンさんはなんと!おせち料理のゆず釜に使ってくれます。

すこしずつ輪が広がっていけばいいなと思います。

2012年11月23日金曜日

明日は四天王寺ノリノリでたましぼり

明日は四天王寺ノリノリでたましぼりです。

写真の田村さんご夫婦が育てたゆずを搾ろうと思います。

田村さんのゆず畑は川と森に挟まれていて清々しい空気に満ち溢れています。
土は足が沈み込むぐらいフカフカ。
ゆずは見た目がゴツゴツしていてとてもワイルド(笑)香りが強くゆずらしさを楽しめます。

23日はどうも雨みたいですが、出店や企画もたくさんあるみたいですのでお時間ある方は覗きにきてください。

2012年11月18日日曜日

お醤油天地返し

 
お醤油仕込講座参加者のみなさまへ

みなさんおはようございます。
ここ何日か寒さがすこし緩んでいますね。
今日は朝から霧がでていて山がとても幻想的です。

今日は天気も回復しそうですので、予定通り本日10時からわろうだにてお醤油の天地返しを行います。これが12月9日の搾りの日までの間で最後の天地返しとなりますので
ご都合がつく方はお越しください。

今日はオープン準備中のわろうだ土間ショップも試験的にオープンしております。
ご希望の方がおられたら柿とりや、ゆうのたましぼりも体験していただけます。
昨日でゆずが売り切れてしまったので先着5杯程度ですが(笑)
紅葉もとても綺麗なので観光気分できていただければと思います。
よろしくお願いいたします。

大雨の土曜日

土曜日は岸和田の塔原で開催された愛農秋のバザールにてたましぼりでした。

途中から洪水のような雨になり2時にて中止となりました…。あまりの雨で写真もとれませんでした…。

雨のなかきてくださったみなさま、ありがとうございました!

18日の日曜日はオープン準備中の猪名川町わろうだでお醤油天地返しに合わせてゆうのたましぼりを開催する予定でしたが、なんと!ゆずが売り切れてしまいました…。

小さな玉がすこしだけ残っているので、5杯分ぐらいなら入れられると思うのですが…。楽しみにしていたみなさま大変申し訳ございません…。

ゆずは追加で40キロほど注文しておりますので、あらためて開催させていただこうと思います。

酵素ジュースやジャムなどにまとめてご利用の方は、ホームページのお問い合わせフォームからご連絡をよろしくお願いいたします。

2012年11月17日土曜日

トゥルーグレイス

今日は泉南熊取の食料品店「トゥルーグレイス」さんでたましぼりでした。

本当に楽しかった!
今回は店内に木頭村の資料を置けるカフェスペースまで作っていただきました。

おじいちゃんおばあちゃんから赤ちゃんまで次から次へと訪れてゆずを搾ってくれました。本当に休む暇がないくらいでうれしい悲鳴(笑)

お客さんはゆずジュースを飲みながらカフェスペースで和気あいあい。木頭の暮らしのお話をできたこともあって、興味を持ってくださる方も多く「木頭に行ってみたいです!」というお母さんたちも何名かおられてうれしかったです。

トゥルーグレイスに来るたびに思うのですが、この場所はまさに僕が思う「オーガニッククロッシング」です。

詳しく書くと長くなるのでまた別の機会にしますが、こういうすべての人に開かれていて人と人の暮らしが交差し繋がることのできる場が各地域にあることがこれから大切になっていくのではと思います。

来ていただいたみなさま、トゥルーグレイスのスタッフのみなさん、本当にありがとうございました!

今日は岸和田の塔原、愛農秋のバザールでたましぼりです。あいにくの雨ですが温かいゆずハチミツドリンクを用意してお待ちしています。

2012年11月15日木曜日

エコスペースゆう

今日は四天王寺のエコスペースゆうでたましぼりでした。

ゆうは地域に密着したお母さんが運営するお母さんのための農や暮らしの情報ステーションです。

去年もここで開催したのですが、そのときに来てくれた子供たちやお母さんがたくさん来てくれて「楽しみに待ってました」と声をかけてくれた方もいてうれしかったです。

また木頭の山村留学のことや、各地域の移住への取り組みや受け入れ体制のことなどを熱心に聞かれる方もおられました。

ゆうのたましぼりを通して地方と都市の新しい繋がりが生まれたらいいなと思います。

来てくださったみなさま、ありがとうございました。

明日は泉南熊取のトゥルーグレイスにて、明後日の土曜日は岸和田の塔原で開催される大阪愛農のイベントでたましぼりをします。

今日は四天王寺のエコスペースゆうでたましぼりです。















今日は四天王寺のエコスペースゆうでたましぼり。

雨もシトシト降ったり止んだり。ちょっと寒いので温かいハチミツゆずドリンクを飲みにきてくださいね。

写真はけい兄のゆずしぼり機。なんでもできるけい兄ですが、デザインセンスや遊び心も忘れないのがすごい!

このゆずしぼり機も他の人には真似できないオリジナリティを持ってます。

「ハンドルはゆずの木ぞ」とニヤリと笑うけい兄!参りました〜

2012年11月14日水曜日

宇宙と農と秋山さん

綾部の創る和紙職人ハタノワタルくんから「宇宙と農と秋山さん」のフライヤーが届きました!

とにかく楽しみにしているこの講演会。みなさんもぜひおこしください!

小糸在来の大豆

自分は八百屋で野菜を扱っていますが、畑はどうもうまくいきません。苦手みたいです。

そんななかで毎年必ず蒔いているのが「小糸在来の大豆」。

とてもお世話になった土恋処農園さんか自家採種を続けていた大豆です。甘味が強く味噌にするとめちゃくちゃおいしい!

途中、自然農法の友人のもとで3年ほど自家採種し、僕の畑で今年で4年目、通算15年ぐらい自然農法で自家採種されていることになります。

うちでは農薬や肥料はもちろん、水さえもあげていませんが、毎年ちゃんと収穫できています。

今年も量は少ないですが、綺麗な豆になりました。いつかこの大豆で味噌を仕込んでみたいなぁ。

里山

わろうだの後ろに広がる山の木々が綺麗に色づいています。

猪名川町の山には広葉樹が多く、秋になると見事に色づいて本当に美しいなと思います。

他地域では杉や桧を植林された山が多いなかで、なぜここまで広葉樹が残っているのだろうと不思議に思います。

もともとこの地域はしいたけ農家さんが多かったと聞いています。しいたけは里山の木々を原木用として切りますが、20年〜30年ぐらいすると木々は再生し、また原木として利用するというサイクルがあります。そのために残ったのだろうかとも思います。

ただ美しく見える山も、ライフスタイルの変化とともに里山として利用することがなくなり荒れていると言います。

野生動物の農作物への被害も年々増してきているようです。
わろうだの近隣でも猪の被害が多くなってきています。先日はわろうだの庭にも猪がいてビックリしました。

山と人、野生動物のバランスのとれた関係を探っていくときなのかもしれません。

2012年11月13日火曜日

ゆうのたましぼり

土曜日、日曜日と神戸のマンマルシェでゆうのたましぼりを開催しました。
来てくださったみなさまありがとうございました!

ゆずを搾りながらできるだけ村の人たちの暮らしや風景をお伝えしたいと思うのですが、限られた時間のなかなので難しいことも多いです。

なのでこれからもホームページやブログでお伝えできればと思います。
記事が書け次第、すこしずつ更新していく予定です。

2012年11月11日日曜日

マンマルシェの様子

こんな感じで搾ってます(笑)ゆずの香りが一面に広がって、何回搾っても清々しい気持ちになります。

下の写真は一緒に出店されていたサイファーさんのお弁当。

お弁当とは思えないようなすごく凝った中身でビックリしました!おいしかったです。

ゆうのたましぼり マンマルシェ

土曜日、日曜日の2日間、神戸HDCのマンマルシェにて「ゆうのたましぼり」を開催しています。

先日まで徳島県旧木頭地域を訪れ収穫してきたゆずを、その場で木製のゆず搾り機搾ってジュースにします。

フレッシュな味と素晴らしい香りを通して、木頭の人たちの暮らしをお伝えできればと思っています。

今日は雨ですが、会場は室内ですので、ぜひおこしください。

他にもとても素晴らしい出店者の方々が来られています。
詳しくはマンマルシェHPをご覧ください。

2012年11月9日金曜日

種採り物語の続き

先日ご紹介した「地のきゅうり」の種を採りました。

普通のきゅうりの種よりすこしプックリとしていて厚みがあるような気がします。

木頭でいただいた種がとれる作物を並べてみました。

お茶の種、接ぎ木ゆず、実生ゆず、じゃけち(ゆずの接ぎ木用)、地の豆4種、はやとうり(種用はもっと大きい)

奈良オーガニックマーケットの種の交換会を主催しているHさんと一緒に旅をしているせいか今回は種にスポットが当たっています。

次回の種の交換会にも登場すると思います。

2012年11月8日木曜日

ありがとうございました。

陽の光に輝くゆずも、
苔むした石垣の道も、
柔らかな土の感触も、
そこに暮らす人たちの笑顔も、
みんな大好きです。
ありがとうございました!
春にまた来ます。

目にするものの向こう側

朝7時から3時ごろまでかかって収穫した田村さんのゆず。

コンテナひとつを満杯にすると約18キロ、コンテナの重さも合わせると約20キロあります。

これを畑からトラックまで運びだすのはなかなかの重労働。多い年はこれを700杯、14000キロも収穫するといいます。

今年82歳ではじめて入院したという田村さん。まだ足が悪いためなかなか作業が思ったように進みません…。

奥さんと協力して作業を進めますが、若い力があれば…と思います。同じような問題はこれから各地で次々と表面化していくと思います。

「良いものが低価格でほしい」と誰でも思います。ただその向こう側に広がる世界に思いをはせず、お金さえ払えば手に入るというのは少し傲慢な気がします。

オーガニッククロッシングが取り組んでいるのは、無意識の中にある格差や差別を取り除くこと。

ゆうのたましぼりで木頭のゆずを手にとってもらったなら、それはそのまま木頭のみなさんの暮らしに繋がっています。

この取り組みを初めてからたくさんの方が木頭へ意識を向けてくれました。

今年は若い夫婦が子供さんを連れて山村留学センターの館長さんとして大阪から移住されました。
「温かい地域が希望だったのに、寒い木頭に来てしまいました(笑)」と話しておられました。

今日出会った山梨からきていた大学生は、来年木頭への移住を心に決めているようです。
彼になぜ木頭に決めたの?と訪ねると「ここに暮らす「人」に惹かれました!」と迷わず帰ってきました。今日山梨に帰るという彼と「また木頭で!」と言って別れました。

僕たちが目にしているものの向こう側には、人の暮らしがありたくさんの物語があります。

オーガニッククロッシングは農産物を通してお互いの想いをできるだけ直接伝えることが役目だと思っています。それがお互いの笑顔と未来に繋がっているはず。

11月10日、11日は神戸のマンマルシェでは、今回ご紹介した田村さんやOさんたちのゆずを搾りながら木頭のお話ができたらと思っています。

種採り物語

昨日アップした種とる人々に続くお話。

一番最初と2番目の写真がなんの種かわかる方はおられますか?

実はこれは「お茶の種」!

木頭では自分の敷地内に何本かお茶を植え、春になると自家製のお茶を仕込む暮らしが残っています。

薪と鉄釜で煎りで編んだ大きな「箕」という道具の上で揉み込むお茶は、爽やかでこうばしい春の香り。

みんなこのお茶の種を植えて増やしたのだそうです。

種がつくのは秋、春に植えれば三年ほどでそれなりの大きさになるんだそうです。

三番目の写真は銀杏。秋の山の恵みです。こうやって並んでいるととても綺麗ですね。

その次は言わなくてもわかりますね。ゆずです。ゆずのお話はまた別の記事で。

最後は昨日いただいた「地のきゅうり」。袋に入れて発酵中です!

2012年11月7日水曜日

田村さんのゆず畑

今日は朝から田村さんのゆず畑のお手伝い。朝の少し冷たい空気のなか、作業は始まりました。

ゆずの木には鋭い棘があるので皮膚がでていると傷だらけになります。なので手袋、帽子と長袖はかかせません。

ゆずを収穫しようと枝を揺すると、水滴がまるで雨のように降ってきます。

昨日は満天の星空が見られるぐらい良い天気。降ってきたのは朝露です。

木頭の気候風土が育てるゆず

昨日は今シーズンから「すだち」や「青ゆず」でお世話になっている方の畑にもおじゃましました。

ゆず畑に案内していただきお名前を呼ぶと「は〜い!」と爽やかな笑顔とともに登場してくれたOさん。おばあちゃんNさんと一緒に無農薬でゆずを育てています。
(お名前の使用許可を取り忘れたのでイニシャルで失礼します。)

カラッと明るく性格のOさんは話していて気持ちいい!おばあちゃんも生活の知恵の宝庫。いろいろと教えていただきました。

Oさんは除草剤、農薬、化学肥料などは一切使わず、肥料も飼料にもこだわった鶏舎の鶏糞のみを使っています。

僕の感覚では動物性堆肥を使いすぎると作物の味や香りに雑味が生まれると感じるので、必要最低限の肥料で育てることはその野菜本来の味や香りを感じられるのではないかと思います。

でも何よりも重要だと思うのは、その土地の気候風土にあっているかどうかかもしれません。

山あいの斜面に沿うように広がるゆず畑、その向こうには紅葉しながら立体的に折り重なる山々が広がり本当に美しく場所です。

この風景が創り出す、朝晩の気温差が激しく、霧が発生しやすいという気候条件こそが、味、香り、酸味、保存性どれをとっても素晴らしいゆずを育てるのだと思います。

4枚目の写真はゆず畑の隅に育つクレソン。夕飯用にたくさんいただきました。

今年は成りが少ない(特に無農薬は)とみんな話しているゆずですが、Oさんの畑で30キロほど分けていただくことができました!よかった。

今日は田村さんのゆず畑をリポートします。